11月24日:10週目の気持ち

つわりがつらいので1か月くらい「人と会わない・外に出ない・動かない」生活をしていたら気持ちがどんどん落ち込んできて、あぁわたしにいま足りていないのは適度な刺激なんだなぁと思った。体が動くときは外に遊びに行ったり、お散歩したり、筋トレしたりして気持ちを保っていたのだ。

夫が仕事から帰宅する夜は楽しい。ひとりの日中はとてもさびしい。頭がぼんやりするからあれだけすきだったアニメもスーッと右から左へ流れてしまいストーリーについていけない。漫画は自分のペースで読み進められるからありがたいけど、漫画喫茶が我が家にあるわけではないので読むものがなくなったときの喪失感が半端ない。さびしい。

わたしは家で仕事をしているのでなにかしら作業をしているときは気が紛れるけど、体を縦にできない日は仕事がまったく進まないのでくそーと思いながら布団に逆戻りしてツイッターを見る。おもしろいな〜と思ったアカウントの「おすすめユーザー」に出てくるアカウントもやっぱりおもしろくて、ツイッターっておもしろい人が山ほどいてすごい、どうして有名にならないんだ? と不思議な気持ちになる。テレビやラジオで活躍できそうだけど......と思うけど、ツイッターの中だけで輝く貴重な存在で外に出るとその輝きを失ってしまうのかもしれない、人に見つかったらいけない妖精みたいに! の結論がとりあえず出た。

わたしのお腹の中には10週の命があるけれど、まだ実感はなく、ただただつわりの気持ち悪さだけがある。実感がないのだからまだ命に対しての愛情もそれほどなく、命が宿ると母親には母性が生まれる、なんてものはそう信じたい第三者の言葉なんだろうと思った。いま「お母さんになったんだからがんばって! つわりは赤ちゃんが育っている証拠だよ!」と言われたらただ一言「うるせ〜」と口からこぼれてしまうでしょう。そんな励ましはいらないのでトマトとりんごを買ってきてください。今日は冷麺の気分なのでそれも作ってね、我が家のキッチン使ってどうぞ。