6月10日:フレンチトーストを食べに行く日

出産予定日がずんずんと近づいて、気づいたら来週産むことになる……かもしれない時期になっていた(これから確定の予定日を決める)。やっと赤ちゃんに会える! という気持ちよりも、出産こわい! のほうが何百倍も強い。こわい。冷静に考えて出口が小さすぎる。お腹が大きくなるにつれて、そんなに大きくなって大丈夫? 逃げ場がなくなっておりますが……と心が震えた。

平均的な赤ちゃんの大きさに合わせて、もっと適した出口を作るべきだったのでは? 人類の進化はどうした? 出産の方法が "踏ん張って下から産む" からずっと変わらないことに怒りが湧く。やれIT、やれテクノロジーと文明を発展させている場合か、進化を諦めるな。お腹に扉をつけて、カパッと開けたら赤ちゃんが「こんにちは〜!」と出てくる仕様にしよう。もしくはうずらの卵くらいで産んで、その後は空中にふわふわ浮かべていれば酸素で育つようにしよう。そうしよう!

出産前の妊婦にかける言葉は、ハッピー笑顔で「赤ちゃん楽しみだね!」「早く会いたいね!」ではなく神妙な顔で「ご無事で……!!」が本来正しいのでは。生きるか死ぬかわからない戦場に向かう武士には「どうかご無事で……」と火打ち石カンカンしたんでしょう。出産も生きるか死ぬかなので火打ち石カンカンしてください、もしくは1000万ほどください。

そういえば、相手にかける言葉で少々の違和感があるのは、離婚に関してもそう。好きで好きでたまらないのに相手に別れを切り出されたのなら「たいへんだったね……」とブルーな表情で返すのが適しているかもしれないけど、生涯をともにしたくない相手と縁が切れたのなら「離婚したの? おめでとう!!」と私なら言われたい。やったぜ離婚、あいつとはもう二度と会わないぜハッピー!ピ〜〜〜ス!!とルンルンで過ごしているときに「離婚したんだって? たいへんだったね……」と言われたら「そんなことよりおめでとうパーティーしてください」とケーキを催促してしまうかも。

なんの話をしてたんですっけ? そういえば今日は今からフレンチトーストを食べに行くんですよ。昨日はドーナツを食べたんですけどもね。甘いものを味方につけて今日も過ごしてますよ、の日記でした。